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『がんペプチドワクチン』効果・副作用は!?中村祐輔教授の癌治療薬!

『がんペプチドワクチン』効果・副作用は!?中村祐輔教授の癌治療薬!

シカゴ大の中村祐輔教授の研究チーム癌の治療に期待できる新成分を発見したと注目を集めている。

様々ながんを狙い撃ち

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中村祐輔教授の研究チームが現在開発中だという抗がん剤が肺がんを完全に消し去ったという。

中村教授たちが見つけた「分子標的薬」の新しい有力候補となる化合物はがん細胞だけに狙いを定めて効果を発揮するという。

この化合物を実験でマウスに使用すると、肺がんが完全に消え去ったという実験結果が得られた。

しかもこの化合物を使った抗がん剤は様々ながんに対応していて更に副作用の危険が少ないらしい!

分子標的薬とは?

今までのがん治療の抗がん剤は健康な細胞まで影響を及ぼしてしまい副作用の危険性が高かった。

この、分子標的薬とはがん細胞の表面にあるたんぱく質や遺伝子にピンポイントで攻撃する効率のいい薬となっている。健康な細胞への影響も少なく副作用を抑えながら治療できるという期待がされている。

ただし、既存の分子標的薬はがん細胞を消し去ることができるというわけではないらしい。

分子標的薬はあくまでがん細胞の増殖や転移を抑えるための薬とされている。ある条件を満たす肺がん患者には70%の人に肺がんの大きさが半分になるなどの効果があるらしい。

しかし条件に当てはまらない患者には効果が薄く薬の影響で肺臓炎をおこしてしまうなどのリスクもある。このように分子標的薬とはがん細胞を抑えて生存期間を延ばすことを目的とされていた。

しかし、中村教授たちが開発した分子標的薬は肺がんを消し去るのだという。

発見した化合物が、あるたんぱく質の動きを邪魔することで肺がんを消し去るらしい。この化合物を、肺がんのマウス6匹に注射すると6匹のうち5匹のマウスのがん細胞が25~29日後に完全に消え去ったという。

 

中村教授の「第4の治療法」

中村教授はがんの治療では世界的権威でがんのワクチン療法で知られている。

現在はシカゴ大学医学部血液・腫瘍内科教授・オーダーメイド医療部門副センター長をしている。そこで人間の体にがん細胞を攻撃する免疫細胞を増やすというがんペプチドワクチンについて研究している。

このがんのワクチン療法は外科療法・化学療法・放射線療法に次ぐ「第4の治療法」として世界中から期待されている。

現在はシカゴ大で研究をしている中村教授だがかつては日本でペプチドワクチンの実用化に向けての研究をしていた。シカゴ大へ移ったのは日本の医療にあきれてしまったかららしい。

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日本政府の革新的な医薬品・医療機器の開発を目指す「医療イノベーション推進室」の初代室長だった中村教授だったが「官僚を相手に無力感」を思い辞任した。しかし、再び当時の首相に室長へ任命されて2度目の就任となった。2度目の就任でも現状は変わることなく首相に「霞ヶ関には谷間があって、もうどうにもなりません」と訴えたが「担当者に対応するように伝えます」との返事だけで改善はされなかった。

このような経緯があって中村教授はアメリカでの研究を始めたのだ。

 中村教授は「わたしがシカゴに行った理由の30%は「シカゴ大学に研究のチャンスを見出したこと」。40%が「日本の政治家に対する無力感」。残る20%が、「日本政府がゲノム研究をサポートしないこと」と発言している。
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